新潟の空の玄関口である新潟空港空港1階ロビーにて、2012年8月26日(日)、ステンドグラスの除幕式が行われた。
東京藝術大学学長を務める鍛金家宮田亮平さん監修のステンドグラス作品「佐渡ものがたり」が、東京都千代田区に
所在する日本交通文化協会により寄贈された。
縦2.4メートル、横9.2メートルという大きなステンドグラスに、赤く染まる日本海の夕日を背景にたらい舟やトキ、金
山、鬼太鼓など、佐渡を象徴する景色が色鮮やかな約100種のガラスで描かれる。
佐渡市出身の宮田さんが自身の故郷への想いを込め、デザイン原画と監修を行い、静岡県熱海市のクレアーレ
熱海ゆがわら工房で制作された。
宮田さんは「世界中の人々に新潟、佐渡を知ってほしい」と語った。
太陽の光を受けとめ、美しく豊かな表情を作り出すステンドグラスの彩りあふれる空間に、早くも足を止め見入る
人々の姿が見られた。