食文化と私

2013/01/09

-第8回-「湯河原の吉浜芋」榎本昌之さん(神奈川県湯河原町)
このコーナーでは、ふるさとの食文化にまつわる食材や、郷土料理を守り育んでいる方を紹介します。

榎本果樹園 榎本昌之さん

榎本果樹園 榎本昌之さん


私が生まれ育った湯河原には、地元の人でも知 る人が少ない「吉浜芋」と いう地場野菜があります。

湯河原でみかん栽培 を広めた大津祐男さんが、昭和初期に神奈川県の園芸試験場から原種を譲り受けたのが
始まりで、吉浜地区の農家の間に広まり、吉浜芋と呼ば れるようになりました。
里芋の一種で、長い茎の根元に親芋が育ち、1年 でサッカーボールくらいの大きさになります。茎を切り落として
半月ほど天日で干し、茎の部分が剥がれ落ちたら食べ頃。 煮たり、うす切りにして素揚げやフリッターにするのも
美味しい食べ方です。

傷みやすく貯蔵が難 しいため流通に向かず、 農家では食べられていま したが、広く知られるこ とはありません
でした。 やがて、イノシシの被害で絶滅の危機に遭うな ど、栽培する農家はほとんどいなくなってしまいました。

そんな吉浜芋を絶やしたくないと考え、 3年前に大津さんから種芋をもらい、少しずつ株を増やしながら栽培を
続 けています。今は種芋を増やすことを優先している状態ですが、湯河原の珍しい食材として、たく さんの人に
知って欲しいと思っています。

収穫前の吉浜芋 /></a>


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収穫前の吉浜芋

茎のすぐ下に親芋が育つ
茎のすぐ下に親芋が育つ

半月ほど天日で干すと茎の部分が剥がれ落ち、本来の芋の姿になる。写真は干して3日程度の状態
半月ほど天日で干すと茎の部分が剥がれ
落ち、本来の芋の姿になる。
写真は干して3日程度の状態


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