地元の伝統工芸とのコラボで新たな名物料理を創出

2013/01/09

 神奈川県小田原市は、近年の人口流出と相まって、観光客の多くが通過して箱根へ向かうため、地元商店街を始めとする地域活性化が課題とされてきた。そんな折、小田原市と小田原市商店街連合会などの協力により発足したのが『小田原ブランド元気プロジェクト』だ。中でも、2009年に誕生した『小田原どん』が注目を集めている。『小田原どん』とは、小田原の食材を1品以上使い、伝統工芸品『小田原漆器』に盛りつけ、観光客に小田原の魅力を発信すべくおもてなしをすること、という3つの条件を満たす丼のこと。産みの親である栗田康宏さんは、「〝地産地消"とはよく聞きますが、私が目指しているのは〝地産地活"。小田原の豊かな食資源と伝統工芸を融合させた、新しい小田原ブランドを通して、小田原にたくさんの人を呼びたい」と話す。丼の内容は提供店舗によって異なり、各店の丼に合わせた漆器が、職人との連携によって1点1点制作されている。 

 また、栗田さんは「県外でも積極的に地元をPRしなければ」と考え、全国各地の『ご当地丼』でまちおこしに取り組む団体とともに『全国丼サミット』を企画。今年で4回目の開催となるこのイベントは、回を追うごとに規模が拡大している。

「まずは知ってもらい、やがては実際に足を運んで、小田原で本物の『小田原どん』を味わっていただきたいですね」。

小田原ブランド元気プロジェクト 栗田康宏さん
小田原ブランド元気プロジェクト 栗田康宏さん

「小田原うどん」の一例
「小田原うどん」の一例

小田原ブランド元気プロジェクト:http://genki-odawara.com


話題のアイテムをさっそくチェック

小田原どん(湘南シラスと地魚の宝石丼)

小田原どん(小田原とろ金目鯛の三宝丼)

« まちおこしを担う食団体の現在 | メイン | 〝萌え〞と〝擬人化〞で まちおこしを目指す »